- 幅広い情報源から情報を収集し、全体像を把握したい
- 異なる視点やアプローチを組み合わせて問題を解決したい
- さまざまな情報やアイデアを収集し、新たな発想を生み出したい
- 思考のベースとなる基礎知識を底上げしたい
以上の悩みをお持ちではないでしょうか。
そんな悩みを解決するために、
この記事では、網羅思考のメリット・デメリット・思考方法を解説します。
この記事を読むことで、網羅思考を身につけることができます。
網羅思考が身につけば、
- 問題や課題の全体像を把握することができる
- 他の人が見落とす可能性のある情報やアイデアに触れることができる
- 情報の偏りやバイアスを軽減することで、より客観的な判断ができる
- 必要な情報を選択・抽出するスキルが身につく
- 自身の知識の幅が広がり、より優れた結論が導き出せる
以上のメリットがあります。
それでは、どうぞ!!
網羅思考とは
網羅思考は、広範な情報を収集し、多角的な視点から問題や課題に取り組む思考方法です。
「できるだけ多くの情報を集めて、多様な視点から物事を考える」のが網羅思考の特徴です。
情報源として、本・インターネット・専門家の意見などを駆使し、問題や課題に関連する情報を幅広く収集します。
網羅思考をするの目的は、
- 全体像を把握し効果的な戦略を立てる
- 情報の偏りやバイアスを軽減し、より客観的な判断や意思決定を行う
- 情報の豊富さを利用し、創造的な解決策を見つける
- 情報の信頼性を高める
以上があり、こんな場合の時に網羅思考をしてみると良いでしょう。
網羅思考のメリット
集めた情報の質が高ければ、優れた結論を導き出せる
集めた情報の質が高ければ、より信頼性のある情報を基にした結論を導くことができます。
これにより、意思決定の際に誤った方向に進むリスクを軽減し、より良い結果を得ることができるでしょう。
しかし、情報の質を高めるためには信頼性の高い情報源を選ぶことや情報の妥当性を検証することも重要です。
質の高い情報を集めるためには、
- 専門書籍、学術論文、信頼性の高いウェブサイト、公式文書など、信頼性が高い情報源を利用する
- 専門家や権威者の意見や研究を調査し、参考にする
- 統計的な情報や実証的な結果を利用する
- 複数の情報源から同じ情報を収集し、矛盾や偏りがないかを確認する
- 学術論文やニュース記事、業界報告書などから、最新の情報を収集する
がポイントとなります。
集めた情報の量が多ければ、気付かなかった別の結論にたどり着ける
集めた情報が多ければ多いほど、
- 従来の枠組みにとらわれず、新たな視点やアイデアに気付くことができる
- 情報の組み合わせパターンが広がり、別の結論を導き出す確率が高まる
- ある情報と別の情報の意外な関連性が、偶発的な発見を見つけやすくする
- 統計的な傾向やパターンが明らかになる
以上のメリットがあります。
網羅思考では、情報の収集と整理が重要なステップです。
多様で豊富な情報を集め、それらを組み合わせて総合的な視点を持つことで、より広範かつ創造的な結論を導くことができるでしょう。
網羅思考のデメリット
結論を出すまでに時間がかかる
網羅思考は、結論を出すまでに時間がかかります。
その理由として
- 情報の収集と整理に時間がかかる
- 情報の評価と検証に時間がかかる
- 情報の取捨選択に時間がかかる
が、あげられます。
情報の収集、評価、整理、分析、判断の各段階で時間と労力を要することから、タイムリーな結論が求められる場合には制約となることがあります。
網羅思考を活用する際には、時間管理や優先順位の設定など、効率的な情報処理が求められることを意識しましょう。
情報収集の目標を明確に設定しないと、情報収集ばかりしてしまう
情報収集の目標を明確に設定しないと、情報収集ばかりしてしまい、肝心な結論に到達できないデメリットがあります。
結論に到達できない理由をもう少し深掘りしてみますと
- 情報の収集が漠然としたものになり、関係のない情報や必要のない情報にも時間を費やしてしまう
- 情報収集の優先順位を誤ってしまい、重要な情報を見逃したり、時間を効果的に使えなかったりする
- 情報収集に時間を費やすこと自体が目的化し、時間を浪費してしまう
- 大量の情報を処理しなければならないため、情報の整理、分析、判断の段階が遅れる
が、あげられます。
情報収集や分析の過程で方向性を見失い、変な方向に進んでしまう
情報収集や分析の過程で方向性を見失い、変な方向に進んでしまうデメリットがあります。
本来の目的を見失ってしまう理由として
- 情報の過剰な収集や拡散が、本来の目標から遠ざけてしまう
- 分析の過程で混乱し、正確な判断を下すことが難しくなる
- 情報のバイアスや偏りによって導き出された客観性の欠ける結論が、軌道修正を難しくしている
が、あります。
網羅思考をするためのポイント
情報収集の目標を決める
情報収集を始める前に、情報収集の目標を決めましょう。
情報収集の目標として、
- どんな情報を集めることができれば、作業完了になるのか
- 収集すべき情報の範囲や優先順位は何なのか
- 情報を収集した後の分析や判断に割り当てるのに、どのくらいの時間が必要か
以上を設定します。
多面的に物事を捉えた情報を集める
網羅思考をする際、多面的な視点から物事を捉えた情報を集めましょう。
そうすることで、
- 特定の情報や視点にバイアスによる、重要な要素や関連する情報の見落としがなくなる
- 結論を支持する根拠を強化することができる
- 既存の知識や思考パターンにとらわれず、より創造的な発想が可能となる
- 情報の信頼性を高め、より客観的な評価ができる
以上のメリットがあります。
結論につながる情報を集めることを意識する
最終的には、結論につなげることを意識し、結論の導出や意思決定に必要な情報を適切に収集しましょう。
適切な情報を収集するためには、
- 結論を導くために何を知りたいのか、どの問題を解決したいのかを明確にする
- 異なる視点や情報の偏りを防ぐために、幅広い情報ソースを活用する
- 学術論文、統計データ、業界レポートなど、専門的な情報源を活用する
- 問題解決や意思決定に関係のない情報は捨てる
以上を組み合わせて、結論につながる情報を集めましょう。
そのために、常に目的に合致した情報を探し、批判的思考を持ちながら情報を評価することが重要です。
まとめ
この記事では、網羅思考のメリット・デメリット・思考方法を解説しました。
この記事全体をまとめますと、
網羅思考は、広範な情報を収集し、多角的な視点から問題や課題に取り組む思考方法です。
網羅思考のメリットとして
- 集めた情報の質が高ければ、優れた結論を導き出せる
- 集めた情報の量が多ければ、気付かなかった別の結論にたどり着ける
以上になります。
一方、網羅思考のデメリットとして
- 結論を出すまでに時間がかかる
- 情報収集の目標を明確に設定しないと、情報収集ばかりしてしまう
- 情報収集や分析の過程で方向性を見失い、変な方向に進んでしまう
以上になります。
網羅思考をするためのポイントとしまして
- 情報収集の目標を決める
- 多面的に物事を捉えた情報を集める
- 結論につながる情報を集めることを意識する
以上のことを意識すると良いでしょう。
以上になります。
結論を出すまでに時間がかかる網羅思考のデメリットから
結論を出すことにスピードが求められる場面において、網羅思考はあまりマッチしないかもしれません。
そのため、
網羅思考は仮説思考とセットで考えていくのが良いかと思います。
網羅思考で自分の持っている情報を補強し、仮説思考に役立てることができれば
より強固な思考法を身につけることができます。
この記事が少しでも役に立てたら幸いです。
それでは、良い学びを求めるあなたを応援します!!
頑張ってください。
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