- 怒りが抑えられずに、カッとなってしまう
- 怒った時も、感情に流されず冷静でいたい
- 過去の怒りや恨みによって、ストレスや不安を感じる
以上の悩みをお持ちではないでしょうか。
そんな悩みを解決するために、
この記事では、怒りをコントロールするための対処法を紹介します。
この記事を読むことで、
- 怒りの感情を内に秘めた状態でも、穏やかなコミュニケーションができる
- 怒りの感情を適切にガス抜きし、リラックスできる
- 衝動的にキレることがなくなり、人間関係の悪化を防げる
以上のメリットがあります。
それでは、どうぞ!!
怒りの感情がなぜ起こるのか
怒りの感情が発生するプロセス
怒りの感情が発生するプロセスについて考えていきましょう。
怒りの感情は、以下のプロセスによって発生します。
- 外部刺激の認知:他人の行動や言葉、環境の変化、自分自身の身体的感覚などの刺激を認識すること。
- 思考のプロセス:認識された外部刺激をどのように解釈するか、その思考プロセス。
- 生理的反応:外部刺激に対する認識と思考のプロセスによって起こる体の変化。具体的には、心拍数や呼吸速度の上昇、筋肉の緊張など。
- 怒りの感情の表現:表情、言葉、身体的な動きや姿勢、声のトーン、そして攻撃的な行動など、様々な形で表現された怒り。
相手がいるからこそ怒りの感情が発生する
相手がいるからこそ、怒りの感情が発生します。
逆に言えば、相手がいなければ、怒りの感情はそもそも発生しません。
怒りの感情が発生する場合として
- 相手と自分を比較することで自己評価を行い、自分の立場が脅かされた場合
- 相手の行動や言葉に対して、自分が持っていた期待が裏切られた場合
が、考えられます。
怒りの感情が発生するケース
自分の価値観を否定される
自分の価値観が相手から否定されると、怒りの感情が発生します。
自分の価値観というのは、自分が今まで生きてきた中で、正しいまたは大切だと思っている考え方です。
それが否定されるということは、今まで生きていた自分自身を否定されたようなもので、不快に感じるでしょう。
その不快感が基となり、怒りの感情が発生することになります。
相手との価値観の違いを認められない
相手との価値観の違いを認められないと、怒りの感情が発生します。
相手との価値観の違いを認められないのは、相手の価値観よりも自分の価値観の方が正しいと思い込んでいるからです。
その思い込みにより、相手の立場や意見に対する理解が不十分になり、自分の価値観を守ろうと必死になります。
必死に守ろうとするために、怒りの感情をもって相手を攻撃します。
よって、相手との価値観の違いを認められないと、怒りの感情が発生することになります。
自分の意見を論理的に説明することを放棄している
自分の意見を論理的に説明するのが面倒がために、説明することを放棄し、手っ取り早く相手をコントロールしようとすると、怒りの感情が発生します。
相手を説得し、自分の思っているように動いてもらうためには、根気強い説得と相手との信頼関係が重要です。
これらを作っていくには、多くの時間と労力が必要になります。
これらの時間と労力を省略し、短絡的なコミュニケーションを取っていると、怒りの感情が発生することになります。
自分の想定していなかった事態を対処できない
自分の想定していなかった事態を対処できないと、怒りの感情が発生します。
このような状況下では、自分の思考や感情に混乱が生じ、コントロールできない状況による恐怖を感じます。
その恐怖から自分を守ろうとするため、怒りの感情を利用し、何とかしてコントロールしようとします。
心身ともに疲れている
心身ともに疲れていると、身体の免疫力や調整機能が低下し、身体が不調を起こしやすくなります。
そうなると感情の調整に関与している前頭前野の機能が低下し、感情の抑制ができなくなります。
よって、怒りの感情が発生しやすくなります。
怒りの感情をしずめ、自分を落ち着かせる方法
感情を抑えて平常心を取り戻す
怒りの感情が発生したら、難しいかもしれませんが、まず感情をおさえて落ち着きましょう。
落ち着くためには
- 深呼吸をする
- 感情を開放するイメージで、ぐっとこぶしを握り、そしてすっと開いてみる
- 目をつむり良いイメージを思い浮かべる
- ポジティブな言葉を口にする
のがおすすめです。
これからどうするかを考える
自分を俯瞰1俯瞰とは、高い位置から広い視野で物事を見渡すことして見て、以下のことを考えてみましょう。
- 自分は何に対して怒りを感じているのか?
- 自分が誰のどのような行動で怒りを感じているのか?
- 怒りの感情をぶつけ相手を傷つけずに解決する方法はないか?
これらを書き出し、未来に目を向けて考えましょう。
自分を俯瞰して見るためのポイントは
- 自分の見栄やプライドの保持よりも実利を選ぶ
- 相手をよく観察する
- 怒りの原因は自分にあるものだと考える
- 怒りの感情に頼ることなく、相手に伝えるコミュニケーション手段は必ずあると信じる
ことです。
相手と自分とで価値観の違いがあることを認める
怒りの感情は、相手の言動が自分の価値観に合わないときに発生します。
相手と自分との価値観の違いを認め、自分の価値観が唯一の正しいものではないことを理解しましょう。
そうすれば、自分の感情がコントロールでき、怒りの感情をしずめることができます。
心身の体調を整える
怒りの感情は、身体的な反応(例えば、心拍数の上昇や筋肉の緊張)とともに生じるため、心身のバランスが崩れていると怒りが増幅されることがあります。
そのため、心身をリラックスさせることで怒りの感情を和らげることができます。
十分な睡眠や栄養バランスの良い食事をこころがけ、怒りの感情が発生しにくいように、体調を整えましょう。
自己完結・自分でコントロールできる範囲を増やす
自己完結・自分でコントロールできる範囲を増やすことで、自分の行動や状況を自分でコントロールできるという自己肯定感が高まり、自分に対する不安感や無力感が減少します。
そうなると、自分に対する自信が高まり、怒りの感情をしずめることができます。
また、外的な要因によって自分がコントロールできないと感じることが少なくなり、ストレスが減少するため、怒りの感情をしずめることができます。
怒りの感情を切り捨てないで、有効的に使う
感情をコントロールするために、怒りの感情は切り捨てるべきものだと考えてしまいがちですが、怒りの感情を有効的に利用する方法があります。
怒りの感情がコントロールできれば、新たな解決策を見つけることができる
怒りの感情をコントロールできれば、冷静な判断により自分の感情を客観的に見つめ直すことができます。
そうすることで、相手の立場や背景を考慮した新たな解決策を見つけることができます。
怒りをポジティブなエネルギーに変換する
怒りは、困難に立ち向かうためのエネルギー源となります。
そのエネルギーを利用することで、問題を解決するためにアクションを起こすことができます。
まとめ
この記事では、怒りをコントロールするための対処法を紹介しました。
この記事全体をまとめますと、
怒りは、外的要因をどのように自分の感情で処理するかによって決まり、また相手を意識することによって初めて生まれる感情です
怒りが発生する原因として
- 自分の価値観を否定される
- 相手との価値観の違いを認められない
- 自分の意見を論理的に説明することを放棄している
- 自分の想定していなかった事態を対処できない
- 心身ともに疲れている
以上を紹介しました。
そして、怒りを感じた時に感情を鎮める方法としまして、
- 感情を抑えて平常心を取り戻す
- これからどうするかを考える
- 相手と自分とで価値観の違いがあることを認める
- 心身の体調を整える
- 自己完結・自分でコントロールできる範囲を増やす
以上を紹介しました。
最後に、怒りの感情を上手く利用するために、
- 怒りの感情がコントロールできれば、新たな解決策を見つけることができる
- 怒りをポジティブなエネルギーに変換する
以上の2つを紹介しました。
この記事が少しでも役に立てたら幸いです。
それでは、良い学びを求めるあなたを応援します!!
頑張ってください。
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